サザンコンフォートは、1860年にニューオリンズ市のバーテンダーであるヘロンという人物が、バーボンに果樹味と甘味を加え改良して作られたと言われています。
彼は1889年にメンフィスに移り、そこでバーを開き、サザンコンフォートを売り、人気を高めていきました。

サザンコンフォートはアメリカの禁酒法時代に姿を消しましたが、1934年に、フランセス・Ｅ・ファウラー・ジュニアとフィリップ・Ｂ・フークがブランド復活を企て、蒸留会社サザンコンフォートを設立しました。

その後、リキュールといえばヨーロッパに銘品が多いのですが、アメリカ人の手によって作られたアメリカンテイストのリキュールとして人気を集めました。

現在のサザンコンフォートは、糖蜜を蒸留した中性スピリッツがベースで、ピーチを主体にレモンその他数多くのフルーツのエキスとフレーバーを配合していて、すっきりとしていて甘さ控え目です。